写真で人生が変わった人。

デジモノとガジェットが好きなフリーランスカメラマンのライフハック雑記

フォトブック製作によるモチベーション向上。

こんにちは、TATSUNORI (@t_nby)です。

今日は私が毎年制作しているフォトブックについてお話しようと思います。

写真が趣味だったり、仕事で撮影をしている方にも色々使い道があるので毎年年末を目処に制作し印刷会社へ入稿の後に製本しています。

最近はデジタル化が普及し写真を公開するのはTwitterInstagramFacebookなどだけで済ませてしまいがちですがアナログ化させて手元に記録として残しておくのも結構良いな、と思った次第です。

フォトブックを制作する理由

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フォトブック、またはフォトアルバムとも言いますね。写真を集めた本の事を指しますが、自分の作品を纏めたフォトブックは作って良かったなと思える場面が多かったので、仕事や趣味を問わず多くの範囲で他者へ直接公開する事でアプローチ出来るという利点があります。

私の場合ですがアマチュア時代、カメラを握ってからはそれほど良いなと思える写真こそ多くはありませんでしたが、フォトブックという1年間の集大成を制作する事で、日々場数を重ね年月が経つにつれて着実に自分が成長していると実感が湧きましたし、制作段階や製本した現物に触れる事で自身のモチベーションも大きく上がりました。

どんな写真を撮るにしても、日本には四季がありますし天気や時間帯により収められる絵は全く同じものを撮る事が出来ません。そういった中で天気や時間帯、体調のコンディションなどに気を遣い始めたりと、自ずと成長感を実感する事があり技術も上がってきていると自信を付けてくれるのがフォトブックです。

私の両親は飛行機かフェリーでないと行けない土地に住んでおりまして、両親は自営業として飲食店を営んでいるのでなかなか休みの機会がなく、年齢も還暦を迎えているので旅行や娯楽を楽しむなどする事もほとんどなかったので、母親に「撮った写真を見せて欲しい」と言われ製作したフォトブックを送った時は自分が思っていた以上に感謝されました。

普段の営業が多忙過ぎて花火は何年も見ていなかったり、綺麗な景色を見る機会も少なくなっていたせいか写真という記録を自分の子供がこれほど美しく撮影していると感涙されました。 私も思わずもらい泣きしてしまいました。

「カメラを買って本当に良かった。写真を趣味にしていてこんなに嬉しい事があるだなんて思わなかった。」

と、そうした経緯があり私は写真を撮る事が楽しくて仕方ありませんでした。

次第に撮影をする事を生業として生きていきたいと決意し奮い立った際にもフォトブックの制作をしておいてよかったと思える利点があったのです。

フリーランスとして独立

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これも思わぬ収穫点でした。フォトブックを製作していたのでクライアント先に自分の作品を見せる際にかなり役立ちます。
私自身は主に風景写真しか撮影しておりませんでしたが、界隈に属している多くの方は影技術を瞬時に見抜きます。
その際にフォトブックを製作していた事で自分の技術を相手に伝える事が出来るツールとしての役割を果たしています。
もちろん自身のポートフォリオサイトを持っている場合でもアナログ化している現像写真とデジタル化している現像写真は決定的な相違があります。

ポートフォリオサイトを制作していたとしても担当者が全ての作品を見てくれているとは限らないですし、製本した自分の作品を直に伝えるので率直な意見をその場で言ってもらえる点もアナログ化している利点と言えます。

もちろん、フォトブックとして製本化した作品とポートフォリオサイトの双方を所持している事がクライアントの業務委託の際は円滑に進みます。

フォトブックの製作について

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製本するにはそれなりのクオリティはやはり欲しいので、PhotoshopIllustratorで編集しPDF校正後に入稿するのが個人的にはやりやすいです。
デザインなども自分で制作するので制作過程はとても楽しいですね。毎年違うテイストにしたりと色々工夫も出来ますし、自分にしかないオリジナリティも如実に出ますので。

製本する際は印刷会社に発注する事になりますが自費でも24ページくらいでしたら1冊3000円未満と安価で済ませられるのも良いですね。
私がいつも製本を発注しているのはビスタプリントです。価格の割に製本のクオリティや紙の質も良く満足しています。

www.vistaprint.jp

ビスタプリントは定期的にクーポンなど配ったり、新規登録者には50%オフクーポンが配られたりと意外と重宝します。増刷したい時などにも割引が利いたりするので利用者に優しいのは嬉しいですね。

また製本の為に写真の選択をしている際に、現像したデータがいまいち気に入らなかった時はRAWデータさえあればレタッチのリテイクも出来るので製本する前にも補正技術の向上が見込めます。普段から現像作業を行っていれば技術も比例して向上するので。

私はWebデザインの勉強をしていた時期がありPhotoshopによる現像作業ではあまり苦にはなりませんでした。
その代わりLightroomを覚えるのは結構時間が掛かってしまいましたが…今ではPhotoshopLightroomも欠かせないソフトウェアになっています。

製本や現像は自身のスキルアップに繋がる

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カメラを握るようになり写真を現像するまではもちろん知らない事だらけで、独学とは言え着手するまで結構腰は重かったです。

しかしこうした小さな積み重ねは自己研磨になりますし、自分がしていて好きな事が人から感謝されるという仕事に繋がりましたし、写真を撮る事で私の人生そのものが変わったのは紛れもない事実です。

このご時世で撮影の仕事はあまりない現状ですが、今自分に出来る事を少しずつ積み重ねていこうと思います。