どうも、たつのり (@t_nby)です。
2020年7月31日に国産三脚メーカーであるVelbon(ベルボン)がHAKUBA(ハクバ写真産業)に事業譲渡というお知らせがありました。
最近ではカメラメーカーであるオリンパス(OLYMPUS)が日本産業パートナーズ株式会社(JIP)に2020年6月24日に映像事業を譲渡をした、というニュースがありましたね。
今年のカメラに関する界隈の動きは非常に大きいですね…ベルボンの三脚も多くのカメラユーザーに愛されて使用されている最中、このお知らせは驚きを隠せませんでした。
Velbonとは
日本国内の三脚を手掛けるメーカーのひとつです。60年の歴史を誇るベルボンは三脚の他にも一脚やカメラを多く販売している事で有名です。
初心者向けの軽量でコンパクトな三脚から、プロも使用する大型三脚など幅広い製品を取り扱っています。
私もトラベル三脚を購入しようとした際に候補として挙がったのがVelbon UTC-53 II ASです。2019年にはトラベラー三脚<プレミアム部門>において、UTC-53IIASとUTC-53IIASが銀賞を受賞しているほどの製品の満足度が高いとされています。
上記のVelbon UTC-53 II ASは格納高が僅か35.7cmと非常にコンパクトです。先日記事にしたGITZO GK1545T-82TQDは42.5cmです。
更に重量はVelbon UTC-53 II ASが1330g、GITZO GK1545T-82TQDが1450gほど。
全伸高はVelbon UTC-53 II ASが1505 mm、GITZO GK1545T-82TQDが1635 mmほど。
耐荷重はVelbon UTC-53 II ASが3.5kg、GITZO GK1545T-82TQDが10kgとかなり差がありますが、価格の面で言うと約5〜7万近い差額があります。
ベルボンのトラベラーは価格面でも手に取りやすいですし、コンパクトながらも実用性に長けておりユーザーとしても使いやすい事で有名です。
ハクバ写真産業に事業を譲渡する…とは言っても、ハクバも多くのカメラバッグやアクセサリーを取り扱っていますので実質タッグを組んでいるようなものですから、これからのベルボンの三脚とバッグなどの相性は格段に向上するかもしれませんね。
ハクバ写真産業とは
カメラバッグやポーチ、ケースなどはもちろん、クリーニング用品や各メーカーの液晶保護フィルムなど多彩なアクセサリーを手掛けている会社です。カメラを触れる人にとっては非常に身近な存在のHAKUBA。
三脚や一脚などカメラ用品に定評のあるベルボンが、ハクバ写真産業に全ての事業を譲渡するというのは正直驚きましたが、ハクバ写真産業が公表したリリースの内容が以下の通りです。
「ベルボンが培ったカメラ用三脚企画・設計・開発事業との親和性を鑑み、同事業の譲受を行い、継続運営する方針で合意致しました」 ※ ベルボン株式会社から事業譲受のお知らせ
とありますのでベルボンの三脚を使用しているユーザーは過度な心配をする必要はなさそうです。
製品の問い合わせや修理など、サポートに関してはハクバ写真産業が2020年8月3日より実施するという事ですので、事業移行はスムーズに出来たのかなと思えますね。
今後の詳細は明らかにされておりませんが、ベルボンは三脚メーカーとして60年の歴史を持つベルボンですし、主力製品のラインナップはベルボンのブランドとして当面残るとみられています。
ベルボンもHAKUBAも同じ国内メーカーですので、互いに手を取り合いながらの手厚いサポートも継承するでしょうし、事業を譲渡すると言っても今後の製品展開に期待が高まりますね。