どうも、たつのり (@t_nby)です。
毎年1度行われるフォトマスター検定の受験受付が明日から開始され、期間は2020年8月1日から9月18日までとなっています。
私もカメラマンの端くれとして受験してみよう、と思っている次第です。
もちろんいきなり1級を。
とは言っても参考書はあまり多くなく独学で勉強する事になります。普段からカメラを触っていればある程度の知識は身についているはず…
フォトマスター検定とは
フォトマスター検定は文部科学省後援の写真の作品や技術の試験ではなく、撮影やプリント、機材などの総合的な写真の知識を問う民間の検定試験です。
試験科目には現代で普及しているデジタルカメラのみではなく、フィルムカメラ、フォトレタッチも試験内容の問題として含まれており、総合的な写真への知識を試すことが出来る検定です。
趣味でカメラを触れている人はもちろん、プロカメラマンも受験している方も居るほど界隈では人気の検定です。フォトマスター検定は自身の写真技術や知識の向上を目指すにはうってつけの資格とも言えますね。
受験資格と活用方法
使い捨てのフィルムカメラが主軸だった2000年代と比べ、近年においてガラケー(ガラパゴスケータイ)からスマートフォンに至るまで、カメラ機能付きの携帯電話がまたたく間に世間に浸透し、私達にとって「カメラ」とは非常に身近な存在となりました。
そうした中で、本格的なカメラや撮影技術による関心も高まっていますが、専門的に知識の向上を高めようとするのは、まだ敷居が高い現状です。
しかしフォトマスター検定は3級、2級、準1級、1級、EX級と様々な級位がありますので、興味のある方は少し触れてみるのも意外な発見があるかもしれません。
検定資格の活躍する分野
フォト検はカメラを触れるビギナーからベテランまで、全てのカメラ愛好家に有益です。民間の試験とはいえ文部科学省後援とお墨付きの検定ですので、カメラを取り扱う大手家電店のカメラコーナーの販売員やメーカーの映像部門など、そういった仕事でも活躍できます。
小売店での販売スタッフの方に「フォトマスター検定 1級」とスタッフのネームプレートを見た事がある方は少なからずいらっしゃるかと思います。フォトマスター検定は仕事にも活かせるスキルと言えるでしょう。
また紙媒体の事業は規模が縮小していますが、代わりにWeb媒体でのデザインや編集、広告、編集など写真の専門家でなくても撮影に関する技術や知識があると重宝されます。スタジオのアシスタントやフリーランスカメラマンでもフォトマスター検定を所持していれば箔が付きます。
写真愛好家はとても多いですが、芸術的な写真家として活動している方は7000人程度と極僅かです。最近ではストックフォトサービスなども普及しており、カメラで生計を立てている方は会社所属だったり、フリーランスとして業務委託契約で働いている方が大多数です。
その業務内容としては「人々の記憶を撮る」事ですので、専門分野に特化してはいますが、芸術家としてのプロカメラマンになる事は極めて難しい茨の道と言えるでしょう。
プロ野球や声優など志願者が多い中で成功するという人はほんの一握りです。アマチュアの方でもプロ以上のクオリティの写真作品を撮影している事はよくあります。芸術としての写真だけで成功するというのは雲をつかむような話です。
写真が好きなら是非挑戦したい試験
フォトマスター検定は、写真撮影の技術を向上したいという全ての人に向いている検定です。スマートフォンでもプロ並みのフラッグシップモデルでも「カメラ」という位置としては変わりません。
スマートフォンの機能だけでは満足できずに本格的なデジカメを購入したものの、技術や知識を向上したい人や、フリーランスのフォトグラファーとしてもクライアントに提示できる資格としても役立ちますし、スキルアップのための資格ですので例え合格しなかったとしても勉強した事は決して無駄にはなりません。
実際のテキストの一部
私は冒頭でも挙げた通り、いきなり1級を受験する予定ですが…これが思っていた以上に難しい問題ばかりでした。デジタルカメラとしての知識は多少なりあると思っていたのですが、フィルム関連の問題が本当にわかりません。
こればかりはひたすら問題を読み解いて暗記するなり、自分なりに勉強を積み重ねる必要がありますね。
試験日は2020年11月18日(日)と3ヶ月ほどありますので、仕事やブログの合間に少しずつ勉強していこうと思います。