写真で人生が変わった人。

デジモノとガジェットが好きなフリーランスカメラマンのライフハック雑記

Manfrottoミニ三脚にアルカスイス互換クランプを付けたら便利すぎた。

こんにちは、TATSUNORI (@t_nby)です。

Manfrottoのミニ三脚 PIXI EVOにふとアルカスイス互換プレートのクランプを付けたら意外過ぎる便利さに驚いてしまったので記事にしようかなと思った次第です。

ミニ三脚はちょっとしたテーブルフォトをしたかったり、大型の三脚を持ち歩いてない時などで使用していたのですが、「そういえば使ってないアルカスイス互換クランプがあった」と思い出して取り付けたらめちゃくちゃ便利でしたのでご紹介しようと思います。

まずはミニ三脚の方からご説明しますね。

Manfrotto ミニ三脚 PIXI EVO

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Manfrotto ミニ三脚 PIXI EVO と アルカスイス互換クランプ

デスクの横でミニ三脚を使用するYoutuberも多いこちらの製品。安価かつ小型の三脚という事だけあり、複数所持している人も居ますね。普段から1個持っておくと意外と重宝します。

Manfrotto PIXIシリーズは2種類あり、足を伸ばせるか伸ばせないかの2択になります。5段階調整の可否と耐荷重の差だけなのですが、その価格差は約2000円ほどです。この辺りは好みですがEVOの方が調整しやすいので私はこちらを使用しています。
無印PIXIの耐荷重は1.0kgPIXI EVOの耐荷重は2.5kg1.5kgの差はかなり大きいですね。EVOの方はフルサイズ一眼レフ+標準レンズでも耐えられます。

PIXI EVOは開脚2段階で長さ調節が可能

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Manfrotto PIXI EVO 足の伸縮差

PIXI EVOの特徴は足が伸びる事で更にローアングルからのポジショニングが可能です。普段三脚を使用していてもローアングルで撮影したい時って結構ありますよね。

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Manfrotto PIXI EVO ローアングルポジション

開脚の調節は非常にシンプルで、足を閉じている際にボール雲台横にあるレバーを切り替えるだけで開脚の調整が出来ます。構造がわかりやすくていいですね。

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Manfrotto PIXI EVO 開脚調節レバー

普通の三脚を可動させてローアングルにするのは結構手間と時間が掛かります。カメラ本体を三脚間のシフトをする際でも三脚ネジの取り外しを繰り返すのがどうも億劫でして…

その時に閃いたのがミニ三脚にアルカスイス互換プレートを装着するという事でした。ひと手間が無くなり大変便利な撮影用品になりました。最初からこれで売ってくれ。

アルカスイス互換プレートとは

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MENGS DC-38Q クイックリリースクラン

アルカスイス(Arca-Swiss)とは雲台を制作しているメーカーでして、多くの場合はプレート規格の事を指します。アルカスイスの規格は多くの雲台に用いられており、日本国内製品はもちろん海外製品の雲台でも採用されているプレートの規格です。

アルカスイス規格は構造的にカメラの固定力安全性に定評があり、他の様々な三脚・雲台メーカーでもアルカスイス規格を採用した製品を取り扱っているほど有名です。
雲台を制作しているメーカー独自のプレートもありますが、わざわざアルカスイス互換クランプを装着している人も見掛ける事があります。それくらい利便性においては長けているのも特徴の一つですね。

たまたま私がアルカスイス互換クランプを見付けたのは「防湿庫に仕舞ったまま忘れていた」だけです(笑)

使用しているアルカスイス互換クランプはこちらです。(別途でアルカスイス互換プレートが必要)

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MENGS DC-38Q UNC 1/4インチ ネジ取り付け時

MENGS DC-38Q クイックリリースクランプは三脚のネジ穴のUNC 1/4インチ用が付属品としてあります。強固な三脚や一脚ではUNC 3/8インチ用を採用している規格もあるので、こちらは2種類どちらも使用できるので、数多くある互換クランプの中では結構お勧めです。

最近様々な撮影用品を手掛けて絶大な人気を誇るPeak Designの製品もほぼアルカスイス互換の製品が多いですね。私自身もPeak Designの製品は愛用している物が多いです。

Peak Design製品との互換性

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PeakDesign ピークデザイン デュアルプレート PL-D-2

こちらは旧モデルのPeak Designのプレートですが、多くのアルカスイス互換製品で運用する事が出来ます。こちらの方が凹凸の面積が広く安定感があります。アンカーも取り付けられますが旧モデルのプレートは2箇所しか装着できません。

【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン デュアルプレート PL-D-2

【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン デュアルプレート PL-D-2

  • 発売日: 2017/12/21
  • メディア: エレクトロニクス

画像のようにアルカスイス互換クランプにPeak Designのプレートをスライドするだけで簡単に着脱出来るようになるというカメラライフハック品。

PeakDesign ピークデザイン デュアルプレート PL-D-2の質感はManfrotto 200PL PROと似ていますね。

しかしManfrottoの雲台は製品によりプレートの規格が違うのでガッチリ固定するにはちょっとコツが要るので、不安な方はクランプを使用するのが良いと思います。

Peak Designキャプチャーストラップなどを使用する際に便利なのがアンカーという代物でして、こちらは90kgまでの耐荷重を誇ります。実際に検証している方がいてとても辛そうでした。

このプレートとアンカーを組み合わせる事でストラップからキャプチャー、三脚プレートなどに幅広い互換性があり、着脱がワンタッチになるので大変快適になり多くのカメラユーザーへ瞬く間に浸透しました。

私も実際プレートにアンカーをくぐらせて使用しています。めちゃくちゃ便利です。

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アルカスイス互換クランプにピークデザインのプレートを装着

こちらのプレートはPeak design ピークデザイン スタンダードプレート PL-S-3という製品で先程のデュアルプレートと比べ小型ですがアンカーが4箇所に取り付けられる利点があるので用途は全くの別物です。

このプレートを用いる事でキャプチャーや三脚、ストラップなどへのアクセスが非常に容易になるため愛用している方が多いですね。

GoProPeak Disignの相性抜群の記事も掲載しておきますので、ご興味のある方はこちらも御覧ください。

nbyt.hatenablog.com

カメラを触り始めるとこういった小物を揃え始めたり結構出費が嵩みますが、ちょっとしたひと手間を省けるので僅かな時間でもシャッターチャンスも増える利点もあります。
撮影用品の一工夫があるだけで利便性が向上するので、大手家電店などで実際に現物を初めて触れると意外な感動が生じる事も。そして私はカメラ沼に落ちました。