こんにちは、TATSUNORI (@t_nby)です。
今日はカメラの記憶媒体であるSDカード(セキュアデジタル)、CFカード(コンパクトフラッシュ)のカードリーダーについてお話しようかなと思います。
SDカードとは
最近主流のSDカード規格はUHS-I、UHS-II。UHS-II規格対応のカメラも近年出始めているのですが、UHS-IIのSDカードは相場的にはまだまだ物凄く高い代物です。
UHSとはUltra High Speedの略ですね。そのまんまです。
UHS-Iは転送速度104MB/sであったものが、UHS-IIでは312MB/sまでの高速転送が可能となっています。
また、2017年にはUHS-IIIという規格が出てきました。速度は624MB/sとUHS-Iの規格の6倍となっています。まるで数年置きにHDDの容量上限が上がっているかのようです。
製品化されるのはいつになるのか不明ですが、技術が進歩していくと旧世代の製品は置いてけぼりにされがちなのでちょっとした不安はあります。
CF(コンパクトフラッシュ)カードもCFastやCFexpressなど規格がありますが、私が使用しているのはCFだけです。
CFastだとCanonの場合、EOS 1DX Mark IIしか対応してないのですよね…一般的にカメラで使用されている最近のCFカードはCFのUDMAかUDMA7になります。
UDMAとはUltra Direct Memory Accessという略でして、これもまた長い正式名称です。
ここ1〜2年で発売されているカメラですとCFカードの規格がCFexpress Type Bに対応している機種が増えてますが、新しい規格なのでこれもとにかく高いです。
CF UDMA7の最大転送速度167MB/sに比べて、CFexpress Type Bは最大転送速度1,600MB/s前後と、これも10倍近い差がありますね。
こういった規格が異なる製品ばかりですと、扱う消費者の私達も結構戸惑います。記憶媒体のメモリーカードはそれぞれ対応している製品でないと使用出来ない事がありますので注意が必要です。
カードリーダーは適材適所
コンパクトなのは使いやすいのですが、対応していない規格だったりする場合だと非常に困るので手持ちのSDカード、CFカードの規格の確認は忘れずに行うのが適切です。
SDカードのUHS-I規格は読み込み、書き込み速度が向上された製品がありますが、既出製品の場合ですと正確な転送速度にならない事があります。SanDiskのExtreme Pro 170MB/sなどがその対象です。
専用のカードリーダーでないと表示通りの転送速度が発揮できないという代物です。
SDとCFを兼用したリーダーが使いやすい
カードリーダーを複数持つのが面倒だったり場所を取りたくない、という場合にはマルチカードリーダーがお勧めです。
BUFFALO USB3.0 マルチカードリーダー スタンダードモデル ブラック BSCR108U3BK
- 発売日: 2018/10/23
- メディア: Personal Computers
私の場合はCanon EOS 5D Mark IVを使用しているので、SDカード(UHS-I)とCFカード(UDMA7)を用いて同時書き込みする事が事が多いです。
なので対応SDカード+CFカードの2つを読み込めるマルチカードリーダーを使用していますが、所持しているカメラの記憶媒体の規格によって揃えるのが無難だと思います。
カードリーダーには様々な種類がありますが、基本的にはその世代で組み合わせている規格がほとんどです。数年起きに規格が変わる印象もありますが…
接続端子もUSB2.0の時代が長かったせいか、USB3.0もまだ全般的に普及しているとも言えませんので、大体はUSB2.0とUSB3.0に互換性がある製品が多く販売されています。
最近ではフルサイズミラーレスカメラが続々と発売されていますが、近年発売されているモデルだとやはりSDカードはUHS-II、CFカードはCFexpress Type Bを採用している機種が多い印象です。
本日CanonがEOS R5とR6の製品発表をしましたが、この2つのカメラも上記と同じ記憶媒体を採用していましたね。
SDカードやCFカードも最近のモデルは手が出しにくい価格ですが、新しいカメラもやはりスペックと共に価格もお高いものでした。
しかし規格や転送速度などちゃんと対応したものであれば快適になるというのはユーザーも喜びますし、時代も変わってきているのだなと実感出来ますね。