こんにちは、TATSUNORI (@t_nby)です。
このご時世なので働き方がリモートワークに急遽切り替わったりと、慣れない環境に順応していくのはかなり大変だと思います。
そんな中でWebカメラを通しての会議やミーティングなどZoomなどのWeb会議システムが増えてきており、3月〜4月にかけては大手通販サイトや家電量販店から一時期Webカメラがあらゆるところで完売して品薄になってしまいました。
未知の環境下ですし、日常の変化が目まぐるしかったので需要のある商品がことごとく売り切れ状態になってしまいましたね。
今日はWebカメラの代用として手持ちの一眼レフやミラーレス、コンデジなどでのWebカメラ化として使用するお話をしようと思います。
Webカメラとは
リモートワークでは必需品となってしまったWebカメラ。パソコンとインターネットを通じて自宅に居ながらお互いの顔を見ながら通話などをするためのツールです。
一例を挙げるとSIGMA fpというフルサイズミラーレスカメラは2019年10月25日に発売されて以来、元々動画機能面には強い性質なのですが、付属しているUSB Type-Cケーブル1本でキャプチャーボードも要らずパソコンに出力が出来るので、この数ヶ月で一気に話題となりました。
ライブ配信もSIGMA fpだけあれば良い、となったりYoutuberや実況者にも人気の定番カメラになりつつありますね。
ただSIGMA fpは新品で20万…とフルサイズミラーレスカメラでは納得の価格ですけれどもリモートワークのオンライン会議だけにこれを買うのは少し腰が引けてしまいます。
もちろん画質だけで言えばトップクラスの性能を誇りますし、実際に使用している方とのWeb通話をした体感からすると「画質の良さは表情などが汲み取りやすい」という利点があります。
それに対して低画質だったりパソコンのスペック不足でラグ(遅延)が起きたりすると多少なり気になりますものね。ラグを例えるならスマートフォンでページがずっと読み込み中になってる時、などです。
撮影や配信がスマートフォン1台で気軽かつ手軽にできる時代になり、ライブ配信や動画撮影の敷居はとても下がりました。
スマートフォンでは限度もあるので、映像や音声などのクオリティを高めようとすると高機能のコンデジやレンズ交換式のカメラ、HDMIキャプチャーボードを準備する必要がありました。
カメラメーカーもリモートでのオンライン会議が行えるように順次ソフトウェアの更新でWebカメラ化の対応をしてくれたりと高画質でオンライン会議が出来るようになったりとありがたい限りです。
CanonがWebカメラ化のソフトを発表
先日、CanonがEOS Webcam Utilityというソフトウェアを公開した事で一部のCanonのカメラでキャプチャーボードを介さずWebカメラ化として使用出来るようになりました。
Canonの日本公式ではなく米国の公式になります。日本では未だ公開されておりません。
Betaバージョンなので動作確認出来ていないモデルもありますが、全世界でシェア率の高いCanonが販売しているカメラをWebカメラとして利用できる点はありがたいですね。
しかし他社メーカーに比べて動画性能が突出して高いわけではなく、長時間Webカメラとして使用するには高額な一眼レフなどは使用を避けたほうが良いかもしれません。
理由としてはCanon機のほとんどがUSBでの直接的な給電が難しいのと、動画撮影の時などは本体がかなり高熱になりますので高負荷が掛かる事になります。
本体に長時間の高負荷が掛かれば内蔵の回路がオーバーヒートなどの危惧もありますし寿命も縮みます。バッテリーにももちろん高負荷が掛かり消耗が激しくなるので劣化の速度も早まります。
もしWebカメラとしてCanonのカメラを使用する場合はKissシリーズなど安価なエントリーモデルが無難でしょう。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X8i レンズキット EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM 付属 KISSX8I-1855ISSTMLK
- 発売日: 2015/04/17
- メディア: Camera
メインで使用している一眼レフやフルサイズミラーレスの動画性能は決して悪くはないのですが、やはりオーバーヒートが怖くて私はWebカメラとして常用するのは避けています。
SonyがVlogger向けのカメラを発売
Sonyも一部のカメラでソフトウェアを用いる事でWebカメラとして使用する事が出来ます。
Imaging Edge DesktopというPCのソフトを使用し、OBS経由でZoomなどに出力する事が出来ます。こちらもキャプチャーボードを用意する必要はありません。
SIGMA fpやCanon EOS Webcam Utilityとは違い、Imaging Edge Desktopというソフトの後にOBS Studioというアプリケーションを経由しなければパソコンへの出力が出来ませんので多少のタイムラグは出てくるかと思います。
OBS Studio自体がPCへ負荷が掛かるソフトなので、SonyはこれからVlogger向けの新しいコンパクトデジタルカメラのVLOGCAM ZV-1というモデルを発売するので、そのタイミングでOBSを経由しなくてもPCへの出力が可能になるかもしれません。
こちらは発売後のSonyの対応に期待ですね。
VLOGCAM ZV-1はまだ発表段階ですが、バリアングルモニターで自撮り向け、内蔵マイクにはウインドスクリーン(風音軽減)付き、更にはシューティンググリップ(自撮り棒みたいなやつ)が付属品として同梱されています。
リモートオンライン会議はもちろんYoutuberなどの配信者の層を考慮して企画された商品でしょうし、楽しみではありますね。
リモート会議にライティングをする猛者も
直接人と会うというよりも画面越しでリアルタイムに顔を合わせる訳ですから、照明(ライティング)までする人が居ます。
確かに人と話す時の印象というものはその場の色温度や光源の露出具合、背景や顔色と視認出来るイメージからの判断は重要なものです。
しかしSIGMA fpのような高価な機材とスタジオで使用する照明機器まで用いるとはガチ過ぎて一歩身を引いてしまう可能性もありますが…(笑)
とはいえ、これからの生活様式は日進月歩の勢いで変わってきていますし、オンラインでの顔合わせというのも印象付けとして重要になってくるのは間違いありませんね。
今年の就職活動者はリモート面接など執り行っている会社が多いですし、あまりにも安いWebカメラを使用するより少しだけ投資してでも、志望した会社へ自分を良く見せるという点では大きなリカバリーがあるでしょう。
私自身もこれから新規クライアント獲得の為にWebカメラ用の機材を検討しなければなりません。
その前にまずはデスクの上の片付けをしなければ…