こんにちは、TATSUNORI (@t_nby)です。
先日、私が使用しているフローリングのシーリングライトのリモコンの電池と、MacBook ProのBluetoothマウスに使用する電池がバッテリー切れを起こしたのでマンガン電池を買いに行きました。
なので日頃から私達が使用している乾電池やモバイルバッテリー、スマホのバッテリーなど…今日は電池やバッテリーのお話をちょっと掘り下げていこうかなと思います。
電池の種類
電池はマンガン、アルカリ、1.5Vリチウム、ニッケル水素、リチウムイオン、リチウムポリマーなど色々あります。
私が子供の頃はゲームボーイ全盛期でポケットモンスター赤緑(初代)がとても人気で子供達は電池を購入するお小遣いが足りなかったり苦労してきた世代とも言えます(笑)
この当時だと主にマンガン電池、アルカリ電池、ニカド電池が市場に出回っていました。
今ではあまり見掛けなくなってしまいましたがマンガン電池は汎用性が高く安全な電池です。
マンガン電池
電圧が低くテレビやエアコンのリモコン、目覚まし時計、ワイヤレスマウスなどハイパワーを必要としない電源オンオフの切り替えだけで十分な電子機器に用います。
最近では充電式のニッケル水素電池が普及している為かあまり見掛けなくなってしまいました。
しかし安全性もありアルカリ電池のような液漏れが頻発するような事もありません。
コストが安い代わりにパワーは低いですが、ダイソーやセリアなどでは8本〜10本が110円(税込)で買えます。安くなったなぁ…
また、休み休み使うと電圧が回復するという特徴があります。
アルカリ電池
アルカリ電池の歴史は長く1960年代から私達との付き合いは非常に長いです。60年近く愛される製品というのも凄いですね…
アルカリ電池の特徴としてはハイパワーである事。
しかしデメリットもあり液漏れしやすい点です。この液体の正体は水酸化カリウムで、強アルカリ性のため皮膚を溶かすほどの液体です。誤って目に入ると失明する恐れもあります。
マンガン電池を使用していた方が良い場合というのは、このアルカリ電池の液漏れが懸念されるせいですね。
今では100均に安価なアルカリ電池が売っていたりしますが中国製などで造りが軟弱な場合などありますので、出来るだけ国産メーカーを選ぶのが無難でしょう。
ニカド電池
ニカド電池とはニッケル、カドミウムを原料とした充電式電池で安全性に長けておりバッテリーの液体漏れなどがなく家庭用充電式乾電池として重宝されておりました。
1970年頃から日本でも普及し始めましたが消耗が早く、充電時間も長いので用途は少ないです。今でこそあまり見掛けなくなりましたが、このニカド電池はかなり頑丈でして現在でも電動工具などの安全性を重視する製品に使用されています。
当時だと充電式の電池というのはニカド電池という貴重かつ高価で持っている子はお金持ちだなんて揶揄されていたりもしましたね。
充電器と単3ニカド電池4本で1万を越えていました。もう25年近く前になるのでうろ覚えではありますが。
その頃の小学生はインターネットという世代ではありませんし、自分の周辺の環境に合わせるのが全てだったと言っても過言ではありません。
ニカド電池といえばミニ四駆が流行っていた時期でもありますし、公式であるタミヤがミニ四駆レース大会規定でニカド電池を使用するように(電池のパワーが個体差で異なる)という様式美もありました。
しかし技術の進歩というのは素晴らしく早いもので、今では「なにそれ?」と首を傾げる方も居るはずです(笑)
このニカド(ニッカド)電池は安全性の確立は見事なものでしたが、その消耗の早さ故に実用性には乏しくあまり普及はしませんでした。
そこで現在多くの製品で使用されているニッケル電池について後述したいと思います。
ニッケル電池
ニッケル電池とは大まかに二種類あり、ニッケル+カドミウムとニッケル+水素のタイプがあります。
この記事で紹介するのはニッケル+水素の電池の方です。私達が普段使用している電池の多くはニッケル水素電池になります。
代表的な製品としてはPanasonicのeneloopシリーズです。製造コストが安価で繰り返し何度も使えて充電時間も早く、バッテリーの容量も大きいのが特徴です。
長年愛されるという事はそれだけ信頼感があるという事ですもんね。私も愛用しています。
パナソニック エネループ 急速充電器セット 単3形充電池 4本付き スタンダードモデル K-KJ55MCC40
- 発売日: 2015/10/23
- メディア: エレクトロニクス
ニカド電池の弱点を補った製品がニッケル水素電池になります。
1990年頃から発売されて、約30年程親しみがありますね。もちろん製品としては着実にブラッシュアップされており、最近販売されている物は最大容量が増えたり充電が早くなったりしています。
ニッケル水素電池はアルカリ電池に引けを取らないハイパワーな充電式電池でして、デジタルカメラやスピードライトなど電力が必要な機器に適しています。
アルカリ電池は残量を調べるのに測定器が必要ですし、常に満タンに出来るニッケル水素電池は重宝します。
災害時などの備えとしても有効活用できますね。
パナソニック エネループ 急速充電器セット 単3形充電池 4本付き 大容量モデル eneloop pro K-KJ55HCD40
- 発売日: 2015/10/23
- メディア: エレクトロニクス
ニッケル電池の多くは乾電池式タイプの物が多く、電子機器に採用されているリチウムイオンバッテリーとは異なります。
リチウムイオンバッテリー
ここ最近だと3DSやSwitch、PSPやPS Vitaなどはリチウムイオン電池を使用しています。
現代で私達が日々使用しているiPhoneやAndroidのスマートフォンもリチウムイオン電池です。結構身近で利用されているんですよね。
ただし交換手順が非常に難儀で「基本的に分解交換になる」ので、専用のバッテリーパックや互換性のサードパーティ製が必要で、規格が製品により全く異なってくるという結構面倒臭い代物です。
モバイルバッテリーにもリチウムイオンが採用されています。
この辺も分解しなければ交換出来ないという問題がありますが、何故交換式でないのかというと…
リチウムイオンバッテリーは発熱しやすく、衝撃を加えると発火する可能性が他の電池と比べて極めて高く最悪の場合火事を起こす事もあるからです。
私自身もiPhoneを分解してサードパーティ製の互換バッテリーに換装した時は無理矢理剥がした時にバッテリーから火花が出て焦りました。
枕元にスマートフォンを置いて寝る、恐らく世界中であらゆるスマートフォンユーザーが行っているであろう多くの方がスマホはベッドの上などで充電放置していると思いますが、その行為は極めて危ないので控えましょう。
とある諸国の少女が上記の充電放置しながら睡眠を取っていたところスマホのバッテリーが爆発し火事を引き起こし亡くなったという事例もあります。
乾電池からちょっと脱線してしまいましたが、リチウムイオンバッテリーを使用する際はお気を付けくださいね。