写真で人生が変わった人。

デジモノとガジェットが好きなフリーランスカメラマンのライフハック雑記

ガラケー3Gからスマホに機種変更しようとしたら。

こんばんは、TATSUNORIです。

両親との家族間無料通話だけにガラケーを使用していたのですが、親が遂にスマホに切り替えLINEデビューを果たしてくれたので通話はそれで解決する運びになりました。

つまりガラケーを所持する理由がなくなりました。

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それで数ヶ月前にauショップMNP格安SIMへ移行しようとしたら解約金9500円を要求されました。

え?解約金って一律1000円になったんじゃなかったの?

と思いました。

2019年10月に改正された総務省の法案は適用される場合と対象外になるケースがあるようです。

私も3大キャリアのショップ店員をしていた頃がありますが、数ヶ月のルーチンで新しいプランが増え、利用者は「全然わからない」という方が大半ではないでしょうか。

正直にお答えするとショップ店員でも知らないわからない事だらけです。いや本当に。

如何にして抜け道を作らせない、とか、このプランならお得です、とかぶっちゃけ全然お得じゃないです。はっきり言ってしまうと大損です。

ちょっと脱線してしまいましたね、話を戻しましょう。

2年間の定期契約における解約金の罠

これは本当に罠です。2019年10月1日に施行された改正電気通信事業法

簡単に言ってしまうと「2019年10月移行に変更したプランでない限り違約金は9500円のまま」という事です。

情報弱者過ぎた…手遅れ感が否めません。

つまりガラケーを今まだ使用している方はそのまま使い続けていて、いざ他社スマホに機種変やMNPをしようとすると旧プランですから2年縛りの違約金9500円が発生します。

ガラケーからスマートフォン

これは3大キャリア共通で契約事務手数料というのが発生します。SIMの内部情報切り替えるだけです。

ただでさえガラケーからスマートフォンへの移行は契約事務手数料3000円が発生します。

ざっくり言うとガラケー(3G回線)からスマートフォン(4G)はSIMの種類が違うので、この変更だけで手数料が取られてしまうのです。

キャリアを変えずに機種変更をするだけならスマホ乗り換えデビュー割」みたいなもの(適当)があったりしますが、大半はスマホ回収プログラム」の契約をしないと割高のまま契約する羽目になります。割引はもちろん適用されません

スマホ回収割引プログラムの罠

今では主流になりつつある、割賦販売です。毎月利用料と機種代を支払うアレですね。 これまで機種変更の際に使っていたスマートフォンを下取りに出して新しい機種を購入するという方は多いかと思います。

Docomo →「機種変更応援プログラム」
au →「かえトクプログラム」
Softbank →「トクするサポート」

これ全部の共通点は逃れられない2年間の損失です。

割高な新しいスマホを購入したとして、2年経過の後に端末を回収されます。
スマートフォンは国内外問わず多くの会社が存在し、あれよあれよと高スペックの新機種が発表されます。

そして購入してから1年もすれば「手持ちの機種はウン万円の値下がりをしている」というケースです。

2年も経過すれば大体の機種は当初の販売額と比べて、30%〜50%の価値しかありません。下手するとそれ以下なんて事もありますね。

それに加えてキャリアに端末回収をされたとしても、ざっと相場より30%〜50%前後安く叩かれます。

しかしフリマアプリが流行している今、気に入らなかったスマホは簡単に処分する事が出来ます。その為、中古スマホ店などはかなり不利な状況にあります。

上記の様に、不要になった端末を好きなタイミングで売る事が出来ない仕組みになってます。

捕まえた客を絶対に逃さないという巧妙な罠がいくつも張り巡らされているのです。

MNP転出手数料

これもかなり響きます。3000円(税別)もしくは5000円(税別)程必要になります。
私の場合、次回の更新月が2020年12月なので今MNPをすると解約金9500円+MNP転出手数料3000円が掛かるので12000円近く支払わないと格安SIMにさえ変更する事が出来ません。

ガラケーの最安値プランでも月額1000円なので7ヶ月待って7000円支払いつつ更新月MNP転出手数料3000円で違約金より2000円ほどはマシになります…

他社にMNPしたとしてもキャッシュバックやら違約金負担やらとありますが、キャリアで契約したらMVNOと比べ年間で40000円くらい多い額を支払う羽目になります。

仮にMNP転出したとして122日経過しないまま他社へMNPすればブラックリスト行きです。

ブラックリスト

ブラックリストとは信用機関での取り扱いで社会的信用がないと判断される事になります。

ブラックリストに載ればクレジットカード審査住宅ローンなどに大きな影響を及ぼしますので5年〜10年は新規審査が通りません

たかが携帯電話とはいえ信用機関と繋がってるので本当安易に行動すると痛い目に遭います。

2019年10月の改正までMNPでキャッシュバック貰って122日間寝かせ回線にして端末を別で売却するというお小遣い稼ぎみたいな事が出来ていたので、大きく分けて利用する者利用される者と居た訳です。

結局は泣き寝入り

旧プランで契約している人は解約の違約金9500円、新プランに変更しても翌月に違約金1000円を納めなければなりません。

そしてMNPをしたとしても転出手数料3000円を支払う事になりますので、新月はカレンダーアプリなどにメモしておく事をお勧めします。

新月はこの違約金がありませんが、寝かせ回線にしたとしてもキャリア回線の維持費は格安SIMの何倍も掛かります。

ましてや信用機関を敵に回す程の愚行はするべきではありません…

新規契約から日が浅い方のMNP転出で違うキャリア契約をしたい場合は最低でも122日間経過を待つ事が大切です。

私ですか?解約金とMNP転出手数料を合わせて12000円出して格安SIMMNPしても、このまま更新月MNPしないと大損します。

いや怖いな携帯の会社って。よく出来てますわ。